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地域運営学校という制度があるとは知らなかった

コミュニティ・スクールというと,民間のフリースクールを考えてしまうが,法的には学校運営協議会制度により学校運営協議会を設置した学校を「コミュニティ・スクール」と言うそうだ(文部科学省 コミュニティ・スクールの詳細 http://goo.gl/bSzVf。)

 また,

コミュニティ・スクールは、小・中学校はもちろん、幼稚園や高等学校などの地域の公立学校に導入可能です。導入するかどうかは、学校、保護者や地域の皆さんの意向等を踏まえて、学校を設置する地方公共団体の教育委員会が決定します。

 コミュニティ・スクールについて:文部科学省 -http://goo.gl/mMIhL

とのことである。

 

 進まない地域運営学校の導入、閉鎖性の表れか (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ) - http://goo.gl/pexbi によると,

「コミュニティ・スクール(CS)」(地域運営学校)に指定された小中学校は、教育委員会に任命された地域住民ら10人程度からなる学校運営協議会を設置する。「学力を上げる」などの基本方針の了承や、運営や人事について校長や教委に意見を述べる権限が認められている。

 

 全国コミュニティ・スクール連絡協議会会長を務める東京都三鷹市教育長の貝ノ瀬滋氏は「子供の問題は複雑化しており、学校だけで対応するのは限界がある。地域住民の多様な価値観を学校教育の中に入れていくことで、学力向上やいじめ、不登校などの問題解決にもつながる」と話す。

 ただ、CSの指定は、各市町村教委の判断に委ねられている。文科省によると、4月1日時点で指定された公立小中高校などは昨年より394校増え、38都道府県の1183校。文科省は全小中学校での導入を促しているが、現在はわずか3・6%にとどまる。

 

 このような地域住民の多様な声を反映することが法的に可能であり,むしろ文部科学省は推奨政策としていることはいい意味での驚きであった。

 学校は単に校長の裁量権のなかで活動すべきではない。むしろ,学校は,地域住民の声を反映し,「地域の学校」としてコミュニティの核となる存在となるべきである。その意味で地域に開かれる可能性を有する同制度は今後広く普及をして欲しいと思う。

 そして,地域住民は児童,コミュニティを重視した意見を発信することで学校自体を地域のハブとして機能させて欲しいと考える。