働くことに自信と尊厳を持つことができるか

　どんな職場に勤務していても，働くことに自信と尊厳を持つことができなければ，その仕事を長く続けていくことはできないし，幸せを感じることもできなくなるだろう。

　例えその職場が有名で自尊心を満たすことができたり，金銭的に過分な収入があったとしても，働くこと自体に自信と尊厳を持てることが必要だと思う。逆に言えば労働や就労に満足することができれば，長期間その労働を続けていくことができるし，自分に対する満足感も抱くことができ幸せを感じることができることになるだろう。

　では，働くことに自信と尊厳を持つことができる場合とはどのような場合だろう。ひとつには十分な収入を得ていることが挙げられるだろう。しかし，それだけが労働の価値ではない。社会のために貢献しているか否か，社会を変えることができるか否か，なども労働の価値を決める要素となろう。また，自分の労働を自分でコントロールすることができることも大きな決め手になるであろう。

　今，自分の仕事に自信と尊厳が持てず，自分の役割が誰かの添え物程度に過ぎないと感じている人がいたら，その人は転職すべきなのだと思う。自分の労働価値を高める仕事に就くことが必要なのだと思う。

　しかし，転職の機会は容易には得ることはできない。特に，基礎的なスキルを形成できる職業にこれまで就くことができなかった人にとっては困難の度合いは大きい。

　そこで，自分でマイクロビジネスを起業し，月僅かな額からでいいので，少しずつ「自分の仕事を自分で創造する」努力を続ける必要性があるように思う。

　この「月３万円ビジネス　http://goo.gl/ZNl9U」や「１００＄startup」などはこのような労働に自信と尊厳を取り戻す第１歩になるように思っている。

The $100 Startup: Reinvent the Way You Make a Living, Do What You Love, and Create a New Future