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北海道の人口の減少

 総務省が8月7日に発表した住民基本台帳に基づく平成24年3月末時点の人口動態調査によると,北海道は人口の減少数がマイナス24,700人と福島県に続く第2位となっている。しかし,1位福島県,3位岩手県,4位宮城県と他の上位は東日本大震災の被災地であることから,北海道は実質的に第1位といってもよい。

 人口の減少の内訳は,自然増減(死亡数>出生数)18,582人,社会増減6,118人となっており,自然増減が特に顕著である。これは北海道の死亡数が特に激増しているとは考えられないことから,出生数が極端に落ち込んでいるということができるのではないか。

 そして,その理由として地方における高齢化の進行,都市部における低収入や雇用の厳しさを理由とする未婚率や離婚率の上昇,子供を持たない世帯の増加などが考えられる。

 北海道は住みたい街の上位に札幌市や富良野市が入ってくる人気のある街ではあるが,生活をしていくには決して楽な街ではないということが言えるのではないだろうか。